2012年3月アーカイブ|院長&スタッフブログ|医療法人すずらん まえやま内科胃腸科クリニック

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2012年3月アーカイブ

 平成十四年四月一日、『思いやりの医療、良質でわかりやすい医療、健康を保つ医療』を理念に掲げて、まえやま内科胃腸科クリニックが開業となりました。この三月いっぱいで節目となる十年となり、この新聞も第百二十号です。今回はクリニックの十年を振り返り、今後のあるべ姿も考えてクリニック外観.jpgいきたいと思います。
私の三つのこだわり
 開業にあたっての私のこだわりの一つは、クリニックに来院される患者さんが癒される空間作りでした。ハード面では待合室の天井を高くしてゆったりスペースにしたり、敷地内の緑を増やしました。ソフト面では受け付けや看護師の思いやりのある応対です。私が特に教育したわけではありませんが、うちのスタッフの接遇の良さは皆さんも感じられている通りだと思います。
 こだわりの二つは、病院に負けない設備の充実です。一般血液検査の結果をその場でお知らせできる検査器械、内視鏡装置の充実、超音波装置、レントゲン器械などを入れ、、平成十八年からはヘリカルCT装置も導入いたしました。検査診察を受けた患者さんには、病状をていねいに説明し、必要な治療を行い、検査結果や治療方針などは報告書として手渡すようにしました。力が及ばなかったことも多々ありますが、「まえやまクリニックに行けば、何とかしてもらえる。」という患者さんも多かったと思っています。
 こだわりの三つは、私やクリニックスタッフと患者さんが交流できる場を作ることです。一番はこの「すずらん新聞」です。色々な病気を取り上げわかりやすく説明する内科トピックス、スタッフ紹介、私のトライアスロン・マラソンの奮戦記、クリニック行事の紹介、スタッフによるコラムなどを掲載した新聞を毎月発行し、すずらん会員には郵送、会員でない方も待合室で閲覧できるようにいたしました。毎月発行するのは題材を見つける苦労もありましたし、大変だと感じる時期もありましたが、皆さんから内容が素晴らしいとのお誉めの言葉が力になって、今日まで続けることができました。新聞の体裁も当初からは進化していますし、第百十一号からは読みやすいようにA4サイズからB4サイズに大きくいたしました。記事を13回音楽会全景.JPG作るには、本を読んだり、インターネットで情報を収集しなければなりませんので、私にとって勉強になっています。読んでわかりやすく、楽しいと思っていただける文面作りを心掛けてきましたが、これからもさらに紙面の充実を図りたいと思っています。
 毎年六月と十二月の年二回、クリニック待合室で行ってきた「ずすらん音楽会」も患者さんとスタッフとのいい交流場所になりました。患者さんや私の友人、スタッフが一同に会して、美味しいお料理やお酒を楽しみながら、声や楽器で音楽を奏で合う手作りの音楽会、おそらくこんな音楽会は日本全国を探しても他にないのではないでしょうか。この音楽会を母体に活動している男声四重の「こもれびカルテット」も徐々に実力を付け、平成二十二年三月には全国アンサンブルコンテストへ長野県一般の部代表として出場を果たしました。
 私が大学時代からお付き合いのある戸﨑裕子先生が主宰される静岡児童合唱団の子供達には、平成十九年(駒ヶ根高原美術館)と平成二十二年(駒ヶ根市文化会館大ホール)の夏、公演会をしていただきました。多くのクリニックの患者さんが、その天使の歌声に酔いしれました。今後も三年に一回の駒ヶ根公演を続けていこうと思っております。ちなみに、第三回公演は静児ステージ.jpg来年夏となります。お楽しみにしていて下さい。
 クリニックのイベントとしては、天龍村梅花駅伝があります。今年の二月で「チーム鈴ラン」としての参加は6回となりました。スタッフ、患者さんの応援を背に、梅咲く長野県最南端の山村で、選手が全力でタスキをつないでいくこのイベントでは、今まで様々なドラマがありました。今年は「チーム鈴ラン」Tシャツを作成し、2チームでエントリーしました。
内視鏡専門医としての実績、超音波実績
 苦痛の少ない検査を心掛け、「内視鏡ならまえやまクリニック」の評価をいただいてきました。この十年間で胃カメラは件、大腸カメラは件行ってきました。入院なしで日帰りで大腸ポリープを内視鏡的に切除できる長野県で唯一のクリニックです。大腸ポリープの内視鏡的切除は十年間で件行いました。年間の処置件数は、昭和伊南総合病院をしのぐ実績です。
 消化器癌の発見ですが、この十年間に胃癌大腸ポリペクトミー.jpgは72例見つけ、昭和伊南総合病院などに内視鏡的治療や外科的治療を依頼いたしました。大腸癌は223例見つけ、そのうちの約八割は当クリニックにて内視鏡的に切除しました。大腸癌がいかに多い癌かお分かりいただけると思います。食道癌は4例見つけています。進行癌のためお亡くなりになった患者さんもいらっしゃいますが、多くの患者さんは早期での発見で癌を克服しています。症状がなくても、一年に一回の胃カメラ、三年に一回の大腸カメラを行っていただきたいと思います。
 超音波は開業当初より臨床検査技師の木下和美が行ってきました。彼女の実績ですが、総件数は件で、肝臓癌7例、胆嚢癌2例、膵臓癌3例、卵巣腫瘍4例、腎臓癌5例、膀胱癌2例、乳癌5例を見つけてくれました。
介護への取り組み
 人は誰でも年老いていき、体が不自由になったり、認知症を患ったりします。クリニックに定期的に通院してくれている患者さんも例外ではありません。私が診ている患者さんが介護の必要になった時、出来る限りのお手伝いをしてあげたい、そんな気持ちで平成二十年四月に立ち上げたのが通所リハビリ「こもれびの家」です。当初は、クリニック2階で行っていましたが、平成二十年十二月よりクリニック西側に増築しました。さらに、昨年夏にはクリニック南側に多目的スペールグリーンハウスを増築いたしました。
 紆余曲折があり、開設当初のスタッフで残っているのは、武田哲也理学療法士だけです。介護事業でのスタッフの定着率の悪さを実感し、赤字経営が少なくとも3年は続いたため、苦労が多い事業となりました。現在はスタッフも固定化し、私の両親がP1030289.JPGのサムネール画像務める施設長、施設長代理の努力もあって、業務の効率化などにより、経営が健全になりつつあります。個別対応の丁寧なリハビリ、介護スタッフの親切な応対、美味しい昼食などご好評いただいております。この4月より新たな理学療法士(登内靖子)を迎え入れ、デイサービスとは差別化をはかった、あくまでリハビリ重視の通所リハビリを目指していきたいと思っております。
クリニックの進化
 平成二十年よりレントゲン・CT検査をデジタル化し、電子カルテも導入いたしましたが、酒井看護師長が触れているので、省略いたします。
 平成二十二年の四月から六月にかけて、患者様満足度調査を行い、患者さんの待ち時間の短縮や待合室でいかに快適に過ごせるかに主眼を置いた改善を行いました。血液検査器械を増やし検査結果が出るまでの時間を短縮、待合室でのTV上映機会のアップ、雑誌類の充実、ゴロンと横になれるスペースの確保など、患者さんの声に応えてきました。この改善によって、以前よりは待ち時間に対するクレームが少なくなったと感じております。
これからの医療法人すずらん
 クリニックに関しましては、内視鏡設備のさらなる充実、MRI装置の導入、私の負担軽減(新たな医師の確保)が目標でしょうか。通所リハビリこもれびの家では、リハビリをさらに充実させて、クリニックの患者さんを中心にいつまでも元気で過ごしてもらえる頼りになる介護施設を目指していこうと思っております。将来的にはショートステイ、老人介護保険施設などの併設も考えておりますが、正直な所、五十歳となった私には荷が重いかもしれません。次世代の課題でしょうか。医療、介護間のスムーズな連携をはかるためにも、現在休業している居宅介護支援事業(ケアマネージャーによる支援)は近々復活させたいと考えております。
 皆様方の健康と幸せを支えていけるように、医療法人すずらんは考え、今後も努力して参ります。

 

 

 


 

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