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2012年4月アーカイブ

昨年9月、佐渡でのフルトライアスロン2度目の挑戦は、最後のランを棄権し完走を果たせませんでした。大会3週間前に右中足骨を骨折したためです。この時に、50歳になる今シーズンは、4月の宮古島、9月の佐渡の大会に参加したら、フルトライアスロンへの挑戦は止めようと決心しました。そして、4月15日初めての宮古島トライアスロンに参加することになりました。北朝鮮のミサイルが2日前に発射され、その影響を受けることなく、大会は開催されました。ワイド~.jpg
 スタートは宮古島東急リゾートホテルの海岸からです。海は穏やかで波はなく、スイムには絶好のコンディションでした。宮古島大会28回目で初めてという有志選手による号令で、1470名が「ワイド!ワイド!ワイド~」(ワイドは英語ではなく、宮古島の方言で、がんばろうという意味)の気合入れの掛け声。「よ~し、やってやる」という気持ちになりました。
 今回の大会エントリーのご支援をいただいた松川義和さん(茅野市在住で宮古島に縁のある方)の助言通りに、バトルに巻き込まれないように3千メートルのスイムは後方からゆっくりスタート。今までのトライアスロンの海とは違って、抜群の透明度。潮の流れもあまり感じることなく、ロープ沿いをゆったりと泳ぎました。1千7百メートルの2スイム前.jpgつ目の折り返し地点を過ぎてすぐ、左足趾に何かに噛まれたような激痛。選手が噛んだのか(まさか!)、何か魚に噛まれたのか・・・骨折でもしたのではと不安になりましたが、5分程で痛みが和らぎひと安心。レース後に判明しましたが、左第3足趾に選手の手で引っ掻かれたような擦過創がありました。2千メートル過ぎくらいから、陽が海に差し込んで、海がコバルトブルーに輝いて感動感動。宮古島海域はサンゴ礁が豊かな海で、色鮮やかな熱帯魚もたくさん見られて、さながらシュノーケリングをしているようでした。スイムではあまり消耗することなく、タイムは予測通りの1時間4分(第837位)でフィニッシュしました。
 ウエアを着替えて、バイクスタート。バイクは島を一周半する155kmのコースで、来間(くりま)島、池間(いけま)島に渡る大橋を往復する設定が売りの比較的平坦なコバイク.jpgースでした。昨年参加した東伊那の白川眞武さんからは、ひたすら浜風に耐えるように助言をいただいていましたが、幸い風が弱く、バイクが不得意で寒さのためバイクの練習不足だった私にとってはラッキーでした。池間島大橋を渡る時は、陽が指して海がきれいに輝いて、思わず「最高~」って叫びました(下写真)。池間島がなんだか昔懐かしい「ひょっこりひょうたん島」に見えて、頭の中では「波をジャブジャブ、ジャブジャブかきわけて、ジャ~ブ、ジャ~ブ・・・」という音楽が流れて、この時だけはバイクをこぐ脚が軽快に感じられました。最後のランに余力を残そうと考え、バイクは終始抑え気味に。たくさんの選手に抜かされ、155㎞を6時間19分でフィニッシュ。バイクは第1172位、通過順位は1135位池間島.jpgでした。
 ランを走り出すと、回りの走者は疲労こんぱいで、あまり脚の上がらない選手、歩いている選手が目立ちました。そんな中、私は時速9㎞くらいのスピードで走り始め、応援の人からは「ナイスラン」の掛け声をたくさんもらうことができました。気温は29℃、風もなく、体感温度はおそらく35℃を越えている感じでした。2、3㎞毎に設置されているエイドステーションでは、しっかり水分と栄養補給をして、冷水を頭からかぶって体を冷やし、さらに帽子の中に氷を入れ、ひたすら暑さに耐えながら歩くことなく脚を前に進めました。折り返し地点を2時間20分で通過、時刻は16時40分。この頃からようやく涼み始めましたが、疲労感が増して、脚の上がりも少しずつ悪くなりました。
 そんな中で「このレースをフルトライアスロンの最後にしよう、悔いのない走りをして有終の美を飾ろう」とふと思い立ちました。30㎞を過ぎてからは死に物狂いで「完全燃焼しよう!」と心で叫びながら走りました。35㎞のエイドステーションを直前に、救急車がやってきました。もし心肺停止の選手がいたら医師として蘇生処置をしないといけないフィニッシュ.jpgと覚悟して向かったところ、私が到着する直前で救急車は去りました。体力も限界に近づいていたので、正直なところほっとしてゴールへと向かいました。
 残り7kmは陸上競技場に向けて街なかを走るコース。「ワイド~ワイド~」、「後もう少し~」、「お帰り~」と多くの応援を受け、「ありがとう」と応えながら、最後の力を振り絞って「悔いのない走りをしよう」と念じつつ、脚を前に進めました。そして、感動のフィニッシュ。42・195kmを4時間50分13秒で走り、ラン順位は432位。総合では12時間13分52秒、第721位(参加1470名)でのゴール。最後のフルマラソンでは、実に414名を抜き去って、最高のレースをすることができました。こうして、宮古島でストロングマン(強人)の称号を得ることができました。今回もサポートしていただいた私の師匠、小出俊美さんにはこの場を借りて心より感謝いたします。ありがとうございました。
 さて、今回の宮古島トライアスロン参加で得た教訓、思いがあります。まず、目標を完走証.jpg達成するに当たっての準備には真剣に臨むべきですが、焦らずコツコツと、ゆっくりと行い、無理はしないということです。前回の佐渡では、練習がオーバーペースになり、結局、骨折というアクシデントを招いてしまいました。今回はバイクの練習が寒さのため、あまりできませんでしたが、仕方ないことと諦めて、可能な限りスイム、ランの練習に集中しました。無理のない範囲でベストを尽くせば、良い結果が得られると感じました。
 それから、目標を設定しても(私の場合、50歳で2回のフルトライアスロンを達成すること)、自分の中の価値観が変化すれば、それにこだわらず軌道修正すべきということです。フルトライアスロンへの挑戦は、強じんな肉体、精神を鍛えるという点では素晴らしい事だど思いますが、正直なところ寿命を縮めるものです。私には100歳まで生きて、できる限り、私の患者さんの健康や幸せの力になっていきたいという目標があります。年齢に見合った適度な運動に切り替えて、皆さんと一緒にスポーツを楽しんでいきたいと思うようになりました。すずらん会で、距離の短いランニング大会への参加、山歩き、ウォーキング会などを企画して、皆さんと一緒に汗を流していきたいと思います。また、すずらん新聞で、ご案内していきますので、お楽しみにしていて下さい。
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