2014年7月アーカイブ|院長&スタッフブログ|医療法人すずらん まえやま内科胃腸科クリニック

院長&スタッフブログ
まえやま内科胃腸科クリニックWebサイトへブログトップヘ
トップページ > 院長&スタッフブログ > 2014年7月 一覧

2014年7月アーカイブ

 去る平成26年7月20日、駒ヶ根市文化会館大ホールにて第三回静ぞか児童合唱団駒ヶ根公演~すずらん大音楽会~が開催されました。この公演に前駒ヶ根高原美術館館長の松井君子さんより感想文を頂戴しましたので、ご紹介いたします。

 

清澄な歌声を聴いて    松井君子

 今年の梅雨は例年より十日以上長かった。
 中央アルプスの向う側、南木曽では中学生が犠牲になった。この伊那谷は大雨や台風の災害もなく、無事梅雨が明けた。
 二〇〇七年、第一回すずらん大音楽会が開かれて以来三回目が駒ケ根市文化会館の大ホールで開かれた。この音楽会を第一回から聴かせていただき、今回も楽しみに七月二十日を待っていた。というのはこの汽車の旅①.jpg音楽会は、出演者と聴衆が一体化し、障害を持った人、健常の人、全ての人々が心から音楽を楽しめるからなのだ。誰もが音楽を好きになれるからでしょう。
 一部オープニング、汽車の旅メドレーでステージで歌う人、会場で聴く人が歌の汽車に乗って、「さあ!歌の旅にでかけよう」そんな雰囲気に参加者全員の心を引きつけた。
 第二部はルネッサンス(十四から十六世紀)時代の音楽。均整と調和のとれた再生の意味を持つ意味で、天から下りて来た声とも思われる美しい澄んだハーモニーに静まりかえった会場は包まれた。
 アカペラ(無伴奏)であったし、子供達一人一人が麗音ともとれる実力のある演奏で、私もヨーロッパのキリスト教の名画を見ているようであった。
ポリフォニー.jpg ポリフォニー(十から十七世紀)は各一人一人、各声部がそれぞれ平等の重要性を持ち和声的な関連を持つ多声音楽であり、教会のカテドラルでよく歌われる。この三曲は私のまわりの人々も殆ど聴いたことのない曲なのに、音楽の魅力に感心の声がボソボソとささやかれていた。また、ブルガリアの歌も私自身ははじめて聴いた合唱曲であったが、音楽は世界共通の「ことば」と感ぜられた。
 あんな小さな子供から大人まで心を一つにして、練習には苦しみもあったでしょうが、美しいハーモニーに感嘆した。
 第三部はこもれびカルテットによる日本の歌。心から歌うことの好きな男性四人、選曲も誰でも知っている五曲。年老いたおじいさんが時計に自分の人生を懐かしみ、静かに思い出を語る古時計、胸にじんとくる名曲である。このステージは五曲それぞれ趣がまったく異なっているカルテット②.jpg。一人一人の個性と、実力のあるカルテットのたまものでしょう。笑いあり、しゅんとする時あり、男性カルテットの清潔な音楽は楽しい時であった。このようなバラエティに富んだ構成の音楽会は意外と舞台上の人が自己満足に陥りやすいと過去の音楽会で感じたこともあったので、そんなこともなく、私の席の後部座席の人々も一体化して小さな声でうたっていた。誰もが知っている歌を舞台上で歌うことは、聴く人々も一つの先入観とイメージを持って聴くので、意外と難しいだろうなあと思いながら楽しませていただいた。
 第四部は会場に入ったときから目立つ楽器チェンバロを意識していた。数十年前に小林道夫氏によるチェンバロ演奏会を聴いたことがあり、記憶に残っている。ただ音楽好きの私はバロック時代の音楽、ヴィヴァルディの「四季」ぐらいしか多くを知らないが、今日はこのプログラムを楽しみにしていた。
 バロックという時代(歪んだ真珠)十六から十八世紀にヨーロッパ全土に盛行した動的な表現様式で古代ローマ、ロシアのセンクト・ペテルブルクなどで華やかに文化が花開いた。この日の演奏会はヴィヴァルディが見た日本の四季と名付けられ、私達が誰でも口ずさむことの出来る「花」などに代表される楽曲を全員四季.jpgで演奏してくれた。ヴィオリンの奏でるバロック、「アンサンブル・ヴィリデス」とともにバロック時代の中に聴衆は引き込まれた。
 愉快で美しい、全てが品格のあるバラエティーに富んだ音楽会であった。この企画を実現させてくれた前山先生、そしてそのスタッフの皆様に心から感謝と御礼を申し上げたい。芸術に国境のないそういう意味で最後に私の大好きなビートルズのジョン・レノンの「イムジン」の詩を書きます。

 

 

  イムジン(部分)

想像してごらん 国なんて無いんだと
そんなに難しくないでしょう?
殺す理由も 死ぬ理由も無く
そして宗教も無い
さあ想像してごらん みんなが
ただ平和に生きているって・・・

想像してごらん
はだの色が違っていても
国が違っていても
ことばがちがっていても
男や女、子供 大人がいても
いつか私もあなたもみんな仲間になって
平和に生きているって
きっと世界はひとつになるんだ 
            
                 ―ジョン・レノン―

 私が今日の音楽会で思ったことなので訳は違っているかもしれません。音楽は世界共通語、駒ケ根で一人の医師がこんな素敵な音楽会が開催できたことに参加者全員で敬意を表します。

 

 
 松井君子さんにはこのような素敵な感想文を寄せていただき、感激しました。最終曲の『あなたの名を呼んで』は、作詩作曲者の唐沢史比古先生に指揮を振っていただきましたが、この依頼は本番直前に唐沢先生にお願いして実現したも君の名を.jpgのサムネール画像のです。この曲に会場の多くの皆さんが涙したと聞きました。音楽会後、患者さんから診察室で「楽しかった」「感動した」「毎年開催してほしい」などの感想を頂戴し、主宰者冥利に尽きる思いをしております。今回の音楽会のプログラムは、クリニックスタッフによる手作りで、きれいな出来ばえにご好評をいただきました。本番前日には「こもれびの家」で厨房スタッフが静岡児童合唱団(静児)の皆さんに夕食を提供し、大変美味しかったと喜んでいただきました。音楽会当日は、受付、交通整理など、クリニック、こもれびの家スタッフが総出で音楽会を支えてくれました。音楽会の打ち上げでは、静児の子供たちが4グループに分かれて、自作の劇を披露してくれました。音楽ばかりではない静児の子供たちの才能に驚かされました。音楽会の翌日は天気にも恵まれ、駒ケ根キャンプセンターにて、飯盒炊飯、小出俊美さん提供の鮎の一夜干し、スイカ割りなどを楽しみました。こもれびの家のスタッフがお世話してくれて、静児の子供たちにとって、夏のいい思い出になったと思います。菅の台こまくさの湯でゆったりとお湯につかってもらい、無事に静岡への帰路につきました。クリニック、こもれびの家のスタッフの献身的な働きによって、音楽会は大成功のうちに幕を閉じました。この場を借りて、心より感謝いたします。第4回は3年後です。皆さん、健康で元気でいて下さいね。  

医療法人すずらん まえやま内科胃腸科クリニック ご予約・お問い合わせ 0265-82-8614