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2018年3月アーカイブ

5月14日放課後等デイサービス『宮田わくわく学び塾』開設

 すずらん病児保育室を始めて3年目となり、保育室への回診などお子さんを診させていただく機会が増えました。病児保育室を利用にあたっては事前登録をしていただいているため、受け入れにあたってはお子さんの情報を頭に入れています。そんな中で感じるのは自閉症、ADHD(注意欠陥多動性障害)といった発達障害の子供が増えているということです。
 私事で恐縮ですが、私の4才になる息子が、昨年6月自閉症・ADHA特性ありと小児科で診断されました。児童福祉施設「つくし園」でお世話になり、通常の保育園には半年遅れで入園し、息子一人のために保育に当たってくれる保育士さんがついてくれています。駒ヶ根市の児童福祉の充実ぶりは近隣の市町村と比べて特筆すべきものがあり、親としては感謝の気持ちでいっぱいです。
 医者という立場であっても、子供が発達障害ありと診断されることはつらいものです。3歳児検診などで発達に遅れがある言われた親御さんが不安や悩みを抱えて、それを認めたくないと思う気持ちはよくわかります。クリニックでは小児科を標榜していますが、私は内科
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専門医であって、お子さんの診療は経験不足という事実は否めません。病児保育を利用しているお子さんで何か問題があると、さいたま市で小児科を開業している私の弟にLINEで相談することもよくあります。息子に発達障害がありそうだと思った頃から、発達障害に関する書物をたくさん読み、セミナーや講演会にも参加してきました。
 発達障害の原因には様々な説がありますが、最大の要因は遺伝と考えられています。我が身を振り返ると、小学低学年までは落ち着きがなく、忘れ物が多かったり、失敗することも多く、親には「ドジな浩信」とよく言われていました。色々なことへのこだわりも強かったと思いますが、これは今の自分に生かせています。友達と上手に付き合うことも下手で、小学校時代はいじめにも合っていて、今思うと生きづらい時代でした。息子も私と同じ境遇かと思うと、親として何とかしてあげたいと強く思いました。医師として発達障害で悩んでいる親御さんの力にもなりたい、そんな思いで発達障害児が改善する最善の方法を模索してきました。そして、5月から宮田で始めるのが放課後等デイサービス「宮田わくわく学び塾」です。今回は、学び塾を紹介するチラシの中身を掲載させていただきます。

 宮田わくわく学び塾(以後、学び塾)では六つのコンセプト(左図)のもとに、親御さん、学校とタッグを組んで発達障害児の改善に取り組んでいきます。
親御さんの笑顔と育児テクニックの獲得
 発達障害児を持つ親御さんは、不安や悩みで顔つきが暗くなりがちです。これでは子供の改善は望めません。親御さんがいつも笑顔でいれば、子供の笑顔も増え、学習ホルモンが分泌され脳の働きが活性化されます。何より大切なのは、子供がいい行動を取れるように親が仕向け、少しでも改善が見られればほめ尽くす。これが子育ての極意ですが、これには知恵とテクニックが必要です。それを学ぶのが『ペアレントトレーニング』です。学び塾では、療育学習総合支援教室ステージアイ(駒ヶ根市)方式のペアレントレーニングが受けられます。親が変わらなければ、子供の改善は望めません。ぜひとも受講しましょう。
食事の改善により脳の血流アップをはかる
 現代の食環境は大変便利になっていますが、ここに大きな落とし穴があります。コンビニ弁当は、体に必須なミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウム、銅など)がかなり不足しています。体に有害なトランス脂肪酸の多い菓子類、ファーストフード、インスタント食品、レトルト食品、冷凍食品を過剰に摂取していることも問題です。小麦に含まれるグルテン、牛乳に含まれるカゼインの摂取をおさえ、青魚に多く含まれるフィッシュオイル(EPA/DHA)を積極的に摂ることで、発達障害児の改善が得られることも知られています。食事の改善による子供達の体質改善は重要です。まえやま内科胃腸科クリニック院長が食事指導を行います。
 成長発達サポート表による取り組み
  親御さんが子供の状態(平均的な月齢よりどれだけ遅れているか)、具体的にどの点を改善すべきかを知った上で改善を目指すことが大切です。学び塾では、成長発達サポート表を使って、社会面、言語面、知覚面、身体面の四つの分野での評価を親御さんが行い、学び塾のスタッフとともにショートステップで改善方法を模索し実行します。
高速学習による右脳からの入力
 発達障害児では、情報を一時的に記憶するワーキングメモリー、「脳のメモ帳」と言われている領域が小さい傾向があります。ワーキングメモリーが小さいと、勉強を含めた様々な場面で子供が困る機会が多くなります。様々な情報を、右脳から高速入力してあげると、ワーキ
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ングメモリーを通さずに長期記憶として脳に定着するため、学校での学習がしやすくなります。また、ワーキングメモリーの小さな子供では、この領域を大きくしてあげるトレーニングも同時に行っていきます。
社会性を学ばせるソーシャルスキルトレーニング
  発達障害児では、様々な場面にふさわしい言動が苦手な傾向があります。ソーシャルスキルトレーニングでは、様々な状況(仮想)の中での適切な行動を成功体験させることによって、社会性を学ばせることができます。
見えづらさを改善させるビジョントレーニング
 発達障害児では見る力が弱いために、黒板の字を書き写すのが遅かったり、体を動かすことが苦手だったりする傾向があります。見えづらさを改善するトレーニングを行うことで、書く力や運動能力を高めることができます。

 学び塾では、子供達がわくわくしながら楽しく学べる工夫をしていきます。畑での野菜作り、お料理、工作、夏休みには秘密基地遊び、お年寄りとの交流会なども企画していきます。
 親の意識改革、子供の改善を信じての懸命の取り組み(親御さん、学校、学び塾がタッグを組んで)があれば、発達障害児は必ず改善できます。子供によっては天才性を発揮することもあるでしょう。学び塾には発達障害児の改善に情熱を持ったスタッフ(上写真)が集まっています。子供達の未来のために、手を取り合っていきましょう。

医療法人すずらん まえやま内科胃腸科クリニック ご予約・お問い合わせ 0265-82-8614